花小金井駅前スキンクリニック – 専門サイト
下層メインビジュアル(PC)

シミ取りレーザーの効果

シミ取りレーザーの効果

  1. ホーム
  2. 医療コラム
  3. 美容のお悩み
  4. シミ取りレーザーの効果

2025年8月18日

シミ取りレーザーは、気になるシミをピンポイントで除去できる美容医療の代表的な施術です。照射方法や使用するレーザーによって、若い方のそばかす、目立つ老人性色素斑、肝斑などに高い効果が期待できます。
当院では患者様一人ひとりの肌状態に合わせて、最適なレーザー機器と照射方法を選択。短時間での施術が可能で、ダウンタイムも最小限に抑えられます。

シミ取りレーザーの効果
目次
[閉じる]

シミ取りレーザーとは?

シミ取りレーザーとは、皮膚にあるメラニン色素をレーザー光で選択的に破壊し、シミを薄くしたり除去したりする治療法です。

特徴としては以下の通りです。

  • 高い精度

    シミの部分だけを狙って照射できるため、周囲の正常な皮膚へのダメージが少ない。

  • 短時間施術

    1回あたり数分〜20分程度で終了する施術が多い。

  • 幅広い適応

    老人性色素斑、そばかす、肝斑などに対応可能。

レーザーの種類によって波長や照射の仕方が異なり、効果やダウンタイムも変わります。

当院では医師がVISIAという画像診断機を用いてシミの種類や肌質を丁寧に診断し、最も適した機器を選定します。
適切な治療を行うことで、1回の施術でも効果を実感できる場合があり、繰り返し治療でさらに改善が期待できます。

シミ取りレーザーの効果

シミ取りレーザーは、皮膚の中に沈着したメラニン色素を分解し、体の自然な代謝によって排出させることで、シミを目立たなくする効果があります。主な効果は以下の通りです。

  • 老人性色素斑(いわゆる日光シミ)の改善

    紫外線ダメージによってできた濃いシミを、ピンポイントで除去可能。

  • そばかす(雀卵斑)の軽減

    全体的に細かく広がった色素沈着にも有効。

  • 肝斑

    両頬に広がるくすみや、鼻下、おでこなどにあるくすみです。強いレーザーやIPL治療で悪化しますので、照射方法や出力を注意して治療します。原則一回で肝斑は取れませんので、繰り返し照射を行う必要があります。

照射後は、シミの部分がかさぶたのようになり、1〜2週間程度で自然に剥がれ落ちます。その後、徐々に肌色が整い、明るく透明感のある印象になります。また、適切なアフターケアを行うことで、色素沈着の再発リスクを下げることもできます。

シミ取りレーザーは、メイクやスキンケアでは改善しにくい濃いシミに特に効果的です。年齢や肌質を問わず幅広い方に適応できますが、効果を最大限に引き出すためには、日常の紫外線対策が欠かせません。

当院でできるシミ取りレーザー治療

当院では、患者様の肌状態やシミの種類に合わせて、複数のレーザー機器を使い分けています。精度の高い診断と施術により、安全かつ効果的なシミ取りを実現します。

レーザー以外のシミ取り治療機器

当院では、レーザー以外の治療機器も充実しています。必ずしもレーザーが適応ではない場合は、最適な治療をご提案します。

当院では、レーザーを用いた単独治療だけでなく、ピーリングや美白外用薬との併用治療も可能です。これにより、既存のシミ改善だけでなく、新しいシミの予防にもアプローチします。施術は予約制で、プライバシーに配慮した空間で行いますので、初めての方でも安心して受けられます。

施術の流れと所要時間

当院でのシミ取りレーザー治療は、初診からアフターケアまで一貫して行います。初めての方でも安心して受けられるよう、丁寧な説明と安全管理を徹底しています。

施術の流れ

  1. 洗顔・画像診断

    まず洗顔し、メイクや日焼け止めを落とした状態で、画像診断を撮影します。当院で美容施術を受けていただく方は毎回無料で肌診断を行います。(美容施術を行わない方、カウンセリングのみ希望の方は別途撮影料がかかります)

  2. 診察・カウンセリング

    医師が撮影した画像をもとにシミの種類や肌状態を確認し、レーザーの適応を判断します。治療方針や注意点もこの段階で説明します。

  3. レーザー照射

    シミのみに反応するレーザー光をピンポイントで照射します。輪ゴムで弾かれるようなお痛みが数秒間続きます。お痛みに弱い方は麻酔クリームもご用意していますので、遠慮せずお伝えください。

  4. クーリング・外用薬塗布

    赤みや腫れを抑えるために患部を冷却し、炎症予防の薬を塗布します。

  5. アフターケア指導

    紫外線対策や患部のケア方法をお伝えします。

所要時間

カウンセリングを含めた初回は30〜60分程度。照射自体は数分〜20分ほどで終了します。お仕事帰りや隙間時間でも受けやすいのが特徴です。

ダウンタイムと注意点

シミ取りレーザー後は、皮膚の回復過程に伴い一時的な変化が起こります。これをダウンタイムと呼びます。当院ではできるだけ短く、快適に過ごせるようサポートします。

主な経過と注意点

  • 赤み・ヒリヒリ感

    施術直後は軽い熱感や赤みが出ますが、数時間〜1日程度で落ち着きます。

  • かさぶた形成

    照射部分が茶色くなり、かさぶたができます。無理に剥がさず、自然に取れるのを待ちましょう(通常7〜14日程度)。

  • 色素沈着の可能性

    シミのレーザー治療後、半数程度の方に炎症後色素沈着が起こることがありますが、時間とともに改善します。個人差はありますが、かさぶたが取れた後、徐々にくすみがでて1か月後をピークとしていったん濃くなります。その後、3カ月~半年ほどかけて薄くなってシミが消えます。この時に、強くこすったり紫外線にあてたりしないことがきれいに仕上がるために重要となりますので、日焼け止めの使用が必須です。

  • メイク・洗顔

    患部を避ければ当日から軽いメイクや洗顔が可能です。

日常生活での注意点

  • 紫外線対策(SPF50+の日焼け止め)を徹底する

  • 施術部位をこすらない

  • サウナや激しい運動は施術当日~翌日まで控える

    ダウンタイムは個人差がありますが、適切なケアを行えば2週間前後で赤みやカサブタがとれ、過ごしやすくなります。当院では経過観察のために1か月後の再診を推奨しています。

シミ取りレーザー治療効果を長持ちさせる方法

シミ取りレーザーで得られた明るくクリアな肌を長く保つためには、日常生活での予防とケアが重要です。

当院では以下の方法を推奨しています。

  1. 紫外線対策を徹底する

    ・外出時はSPF50+・PA++++の日焼け止めを塗布し、2〜3時間おきに塗り直す

    ・帽子や日傘、サングラスを併用し、直接の紫外線を避ける

  2. 保湿を欠かさない

    ・乾燥は肌のターンオーバーを乱し、色素沈着の原因に

    ・セラミドやヒアルロン酸配合の保湿剤を使用する

  3. 肌への摩擦を避ける

    ・強い洗顔やクレンジングは控え、優しく洗う

    ・タオルでの拭き取りは押さえるように行う

  4. 定期的なメンテナンス

    ・新たなシミ予防のため、美白外用薬や内服薬を継続

    ・必要に応じて年1〜2回のレーザー照射で再発を抑える

これらを習慣化することで、治療効果をより長く維持でき、新たなシミの発生も防ぎやすくなります。当院では生活習慣やスキンケアのアドバイスも行っています。

まとめ

シミ取りレーザーは、気になるシミを短期間で改善できる効果的な美容医療です。メラニン色素を選択的に破壊することで、肌への負担を最小限にしながらシミを薄く、または除去します。

当院では、患者様の肌状態やシミの種類に合わせた最適なレーザー機器を使用し、安全で満足度の高い治療を提供しています。
施術は短時間で終わり、ダウンタイムも比較的短いため、忙しい方や初めて美容施術を受ける方にもおすすめです。ただし、施術後の紫外線対策や保湿などのアフターケアは、効果を持続させるために欠かせません。美しい肌を保つためには、治療だけでなく日常のスキンケアや生活習慣も重要です。

よくある質問

1回でシミは完全になくなりますか?

シミの種類や濃さによっては1回で大きく改善することもありますが、薄く残る場合や再発の可能性もあります。必要に応じて数回の照射や他の治療との併用を行います。

痛みはありますか?

照射時に輪ゴムで軽く弾かれる程度の痛みを感じることがあります。必要に応じて麻酔クリームを使用し、痛みを軽減します。

施術後すぐにメイクはできますか?

照射部位を避ければ当日から可能です。ただし、かさぶたを無理に隠そうと強くこするのは避けてください。

保険は使えますか?

シミ取りレーザーは美容目的の自由診療となるため、健康保険は適用されません。

新井雅子

花小金井駅前スキンクリニック
記事監修新井雅子

日本皮膚科学会所属(https://www.dermatol.or.jp)

日本美容皮膚科学会所属(https://www.aesthet-derm.org)

Profile

和歌山県出身、北海道大学医学部卒業。大学卒業後は、地元の和歌山県立医科大学附属病院で初期研修を終え、皮膚科に入局。2022年6月に「花小金井駅前スキンクリニック」を開院、現在に至る。

TOP