院長挨拶
はじめまして。花小金井駅前スキンクリニック院長の新井雅子と申します。
2022年6月1日に、花小金井北口駅前にて「お肌のかかりつけ医」として、お肌のお悩みに寄り添えるクリニックを目指して開業いたしました。
「かゆみ」「にきび」など日常のお悩みから、ホクロやできものの日帰り手術、「シミ」「シワ」など美容のお悩みも、まずはお気軽にご相談ください。
美容皮膚科というと、大げさに感じますが、マスクを外した素顔のお肌に自信が持てるように、どんな治療があるのかな、と興味をもっていただければと思います。
お子さまからご高齢の方まで、お肌のお悩みを総合的に相談できるかかりつけ医として、ぜひ花小金井の地でお役に立てれば光栄です。

経歴
- 2004年3月
- 北海道大学医学部 卒業
- 2005年4月
- 和歌山県立医科大学付属病院
- 2011年4月
- 都内皮膚科、美容皮膚科クリニック 勤務
- 2015年7月
- はなふさ皮膚科三鷹院 院長
- 2022年6月
- 花小金井駅前スキンクリニック 開院
資格・所属学会
- 日本皮膚科学会所属
- 日本美容皮膚科学会所属
院長インタビュー
皮膚のトラブルから、美容のお悩みも

まず先生の経歴についてお聞かせください
和歌山県出身で、高校までは和歌山で過ごしました。大学で、北海道大学を受験し、医学部に入学しました。大学卒業後は、地元の和歌山県立医科大学附属病院で初期研修を終え、皮膚科に入局しました。
大学病院では、入院が必要となる重症な熱傷や皮膚癌、膠原病等様々な皮膚疾患の治療に携わり研鑽しました。その後、患者さんの近くで診療をしたい、保険診療では改善することのできない皮膚のお悩みにも相談に乗れる診療がしたいと考え、美容診療を学べる環境の多い東京に転職、いくつかの皮膚科クリニックでの勤務を経て、三鷹の前医にて8年間院長職を務めました。
三鷹のクリニックでは、保険の日帰り手術や美容診療を幅広く行っていたため、日々、多くの学びを得ることができました。
どのようなクリニックをめざして開業したのですか?
当院の理念である、「地域のかかりつけ皮膚科医」を実現することを目指しています。かかりつけ皮膚科医として、皮膚のどんなお悩みでも相談に乗り、医学的に適切な治療を提案し、また保険診療では解決できないお悩みにも、最適な美容診療を継続しやすい価格でご提案できることを目標としています。
美容診療でご受診される方が、シミと思っていたものが、悪性であったなども実際にはありますので、安易に美容施術をするのではなく、皮膚科医として、常に皮膚をしっかりと診察し、治療・施術をすることを心掛けています。
クリニックではどのような診療を受けることができるのでしょうか?
保険診療では、赤ちゃんからご高齢の方まで幅広くご来院していただいています。乾燥などのお悩みから、にきび、じんましん、虫刺されなど、いわゆる皮膚トラブルはすべて幅広く対応しています。
皮膚科の治療では、外用薬の塗り方がとても大切になります。適切な薬剤を処方していても、塗る量や塗り方、塗るタイミングなどが間違っていては効果がきちんと出ない場合があります。当院では、初診の患者さんや受診期間が空いてしまっている場合は、必ずスタッフによる外用方法の指導があります。
わかりやすい書面を用いて説明し、実際に患者さんのお肌に外用薬を正しく塗布して、ご自宅でも塗り薬がきちんと塗ることができるように指導しています。薬の効果がしっかりと出て早くお悩みが改善するように工夫しています。
また、当院の特徴として、日帰り手術に力をいれている点があります。そのため、粉瘤や眼瞼黄色腫、ほくろの切除を希望される患者様が多く、できるだけ迅速に手術を行うことを心掛けています。例えば、粉瘤でも、悪いものではないからといわれ、何年も放置して大きくなってしまった方やひどい炎症を起こしてしまった方が来られることがあるので、もっと粉瘤は置いておくと痛みや臭いがでること、小さいうちに取った方が傷も小さくトラブルもないので、気軽に手術を受けていただけるようにメッセージを発信していきたいと考えています。

さらに、当院は美容皮膚科治療も、最新で効果の高い治療を取り入れています。都心まで行かずとも、シミ・シワ・たるみ・イボなど、お肌のお悩みを相談できます。また、当院では、美容施術を行う方は、画像診断機で毎回撮影を行い、皮膚の状態、前回の治療効果、副作用がでていないかどうかなどをしっかりと診断します。診断に基づき、その方の優先したいお悩みに最良の治療をご提案することを心掛けています。
当院の美容機器は、私自身が、様々な機械を勉強し、実際に使用してみて効果を実感したもの、安全性の高いもの、効果の実績のあるものを選択しています。
当院では、注入治療も幅広く行っています。美容診療に携わり10年ほどが経過しましたが、ボトックスやヒアルロン酸など、昔からある注入治療も打ち方が日々進化しています。注入治療の勉強会に参加し技術の高い先生から新しい情報を得ることも欠かさず行っており、より安全に、より効果的な注入方法を実践しています。
小平市、花小金井駅近くの皮膚科クリニック

なぜ花小金井を選んだのでしょうか?
クリニックを開院するにあたって、自宅から通勤しやすい範囲でいろいろな駅・街を調べました。その中で、花小金井駅周辺には、女性医師のいる皮膚科が少ないこと・美容皮膚科が少ないことに気づきました。皮膚のトラブルは、デリケートな相談も多く、女性のお悩みは女性医師に相談したいと思われる患者さんがとても多いので、地域に女性皮膚科医が少ないことが花小金井を選んだ一つの理由です。
また、美容皮膚科が少ないことも、この地を選んだ大きな理由です。都心には美容皮膚科がたくさんあり、選択肢も多いのですが、少し都心から離れると美容皮膚科が少なく、都心まででかけて受ける方も多くなります。当院では、都心まで出かけなくても、安心して受けることのできる美容皮膚科として、地域の方々に利用していただきたいと考えています。
診療科目は皮膚科と美容皮膚科なのですね

保険診療の皮膚科で診察をしていると、どうしても保険の治療では改善することのできないお肌のお悩みが多いことに気づきます。シミ、くすみ、シワ、いぼ…どうしても外用薬では治せないお肌のお悩みはとても多いのですが、私は、せっかく来ていただいた患者さんに、「これはうちでは治せません」、ということを言いたくないと常に思っています。
様々なお悩みに、「よくなりますよ、きれいにできますよ」と言えるように、知識・技術・機器をそろえています。私が医師として診療を行う上で、もちろん保険診療で病気を治療するということは基本として、さらに広いお悩みにお応えすることが大きなやりがいとなっています。
美容皮膚科で綺麗になった患者さんからのうれしいお言葉、笑顔が見られることが、とてもうれしい瞬間です。
どこから来院される患者さんが多いですか?
小平市、花小金井近隣の方が最も多いですが、西武新宿線沿線の方、少し離れた所沢や、バスをご利用されて武蔵小金井方面などから来られる方も多いです。
美容皮膚科にも力を入れて

美容皮膚科では、どのようなことを大切にしていますか?
美容皮膚科を行う上で、一番優先するのは、「今患者さんが良くしたいところはどこか」ということをきちんとお伺いし、こちらの思う理想の押し付けにならないように気を付けています。まずは画像診断を見ながら、患者さんのお話を伺い、自分のお肌で優先して治したいところを確認します。
その上で、定期的な通院は可能かどうか、ご予算はどのくらいを希望されているか、仕事やスポーツ等紫外線に当たる機会はあるか、ダウンタイムはどのくらい可能か、大切なイベントがいつあるのか、治療の前に詳しくお聞きし、治療の計画をご提案します。大切なのは、患者さんのお悩みをしっかりと理解して、生活に合った無理のない最適な治療をご提案することだと考えています。
美容皮膚科の診療の場合はどのようになるのでしょうか?

美容皮膚科が初めてで、まず何をしたらよいかわからない方は、ウェブ予約から「美容カウンセリング」でご予約ください。ご来院いただき、院内で画像診断機で撮影し、医師が画像をもとに適切な治療をご提案します。
お時間やダウンタイムが許せば、当日施術することが可能ですし、カウンセリングのみでご検討いただくことももちろん可能です。シミの施術は、施術後1カ月で再診していただくことをお勧めしています。再診時、画像診断機で再度肌診断を行い、治療効果を確認します。
美容皮膚科に行こうか考えている方に、何かアドバイスはありますか?
現在は、美容治療に関して様々な情報が溢れています。広告なのか事実なのか、料金は適正なのか、自分にはどんな治療が合っているのか、わからないことが多いと思います。
当院は、施術ありきではなく、まずは「診断」を大切にしています。色々調べてしまって余計に不安になり美容皮膚科を受診するのが怖くなることもあるかと思いますので、ぜひまず一度、当院をご受診いただき、お悩みをご相談してみてください。「患者ファースト」で、最適な治療をご提案させていただきます。
患者さんと長く付き合えるクリニックでありたい


医師を目指したきっかけを教えてください。皮膚科を選ばれた理由もお聞かせください
和歌山の高校から、現役受験生の時は北海道大学農学部に入学しました。数か月通学しましたが、現役受験でやり切れなかった後悔のようなものがあり、再度同じ北大でトップを目指すために医学部を受験し、
次の年に合格、北大医学部に入学しました。今思えば、医師になる明確な理由はその時にはなく、性格的に負けず嫌いであったために医学部に入学したようなものです。
ただ、医学部で過ごし、医療の現場に関わるうちに、常に緊張感をもってチームで診療にあたる医師の姿、また医療の力で生きる力を得て、日常生活を安心して送ることのできる患者さんたちの姿をみているうちに、医師としてのやりがいを見つけていったと思います。
皮膚科を選んだ理由は、初期研修期間中に、いろいろな科で学ばせていただいた中で、先輩医師、特に女性医師が生き生きと活躍していた印象が強かったことが大きいです。また生活の質に直結する見た目やかゆみをコントロールすることで患者さんが生活しやすくなること、皮膚の一部を切り取る検査もありますが、基本的には視診・触診・問診などで診断を絞っていく面白さや奥深さが皮膚科にはあると思います。
プライベートはどのようにお過ごしですか?
家族サービスに勤めています。まだ小さい子供と、犬を飼っているのですが、普段は私の帰りが遅く、遊んだりゆっくり話す時間、勉強を見る時間が取れません。開業したら自分のペースで仕事ができるかなと思っていましたが、思った以上に診療以外の業務が多く、診療後にクリニックに籠っている時間が長くなっています。休みの日は、できるだけ子供と犬とゆっくりしたいと思っていますが、実際は、美容の勉強会やセミナーが日曜に入っていることが多く、後ろ髪をひかれながら出席しています。応援してくれる家族と勉強できる環境に感謝しないといけません。
また、和歌山県出身なので、白浜アドベンチャーワールドの年パスホルダーです。年に2回必ず訪れます。イルカショーやパンダ、サファリなど、日常を忘れて楽しむことができます。パンダが好きすぎて、中国四川省のパンダ基地を娘と訪問しましたが、最高の体験でした。クリニックのあちこちに、パンダやサファリの動物が隠れていますよ!
最後に受診を検討されている患者さんへメッセージをお願いします

皮膚科診療をきっかけに、美容に興味を持っていただける患者さんが多くてとてもやりがいのある日々です。たくさんの皮膚科・美容皮膚科の中から、当院を選んで受診していただいた方に喜んでいただけるよう、これからも日々研鑽し、最新の皮膚科診療、美容皮膚科診療を常に取り入れて参ります。
ぜひ、お肌のかかりつけ医として、気軽にご相談にきてくださいね!