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目の周りがかゆい、赤い|花粉症皮膚炎かも?!

目の周りがかゆい、赤い|花粉症皮膚炎かも?!

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2026年1月19日

春になると「目の周りの赤みやかゆみ」に悩まされていませんか。花粉の時期になると、目元がヒリヒリしたり、皮がむけたりすることがあります。その症状は花粉症皮膚炎かもしれません。
花粉症皮膚炎は、目の周りや頬など露出した部分に起こりやすく、放置すると症状が悪化することもあります。
この記事では、花粉症皮膚炎の症状や原因、正しい対処法をわかりやすく解説します。

目の周りがかゆい、赤い|花粉症皮膚炎かも?!
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目の周りの赤み・かゆみは花粉症皮膚炎かも

春になると、目の周りや頬にかゆみや赤みが出てお困りの方は多いのではないでしょうか。
この症状は、花粉症の症状のひとつである「花粉症皮膚炎」の可能性があります。

花粉症と聞くと、くしゃみや鼻水を思い浮かべる方が多いと思いますが、皮膚にも症状が現れます。
特に目の周りは皮膚が薄くデリケートなため、花粉の刺激を受けやすい部位です。
赤みやかゆみだけでなく、皮膚がカサカサしたり、ヒリヒリとした痛みを伴うこともあります。

このような症状を「ただの肌荒れ」だと思い込んで放置してしまうと、症状が悪化し、治りにくくなる場合があります。
適切なケアと治療を行うことで、症状を和らげることができますので、心当たりがある方は早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

花粉症皮膚炎とは?目の周りに起こりやすい理由

花粉症皮膚炎とは、空気中に飛散する花粉が皮膚に付着することで起こる皮膚の炎症のことです。正式には「季節性アレルギー性接触皮膚炎」と呼ばれ、花粉の飛散時期に症状が現れるのが特徴です。

なぜ目の周りに起こりやすいのか?

目の周りの皮膚は、顔の他の部位に比べて非常に薄く、皮脂腺も少ないため乾燥しやすい特徴があります。そのため、皮膚のバリア機能が弱く、花粉などの刺激物質の影響を受けやすいのです。

また、目のかゆみから無意識に目をこすってしまうことで、さらに皮膚が傷つき、症状が悪化するという悪循環に陥りやすくなります。
目の周りは露出している部位でもあるため、花粉が直接付着しやすく、花粉症皮膚炎が最も起こりやすい部位といえます。

花粉症皮膚炎の症状

花粉症皮膚炎では、主に顔の露出部分に以下のような症状が現れます。
特に目の周りや頬、首などに症状が出やすいのが特徴です。

主な症状

  • 赤み
    皮膚が赤くなり、炎症を起こしている状態

  • かゆみ
    強いかゆみを伴い、無意識に掻いてしまうことが多い

  • 乾燥・カサカサ
    皮膚がカサつき、粉をふいたような状態になる

  • ヒリヒリ感
    ピリピリとした刺激や痛みを感じる

  • 皮むけ
    皮膚の表面がめくれ、ボロボロと剥がれ落ちる

  • 腫れ・むくみ
    特にまぶたが腫れぼったくなることがある

  • 小さなブツブツ
    細かい湿疹のような発疹が出ることもある

症状が悪化するとどうなるか

症状を放置したり、繰り返し掻いてしまうと、皮膚のバリア機能がさらに低下し、炎症が慢性化することがあります。
また、二次的な細菌感染を起こすリスクも高まります。
症状が出たら、早めに適切なケアと治療を行うことが大切です。

花粉症皮膚炎の原因

花粉症皮膚炎は、花粉が皮膚に付着することで引き起こされますが、それだけが原因ではありません。
皮膚のバリア機能の低下や生活習慣なども関わっています。

主な原因

  • 花粉の付着
    スギ、ヒノキ、ブタクサなどの花粉が皮膚に直接触れることで炎症を引き起こす

  • 皮膚のバリア機能の低下
    乾燥や摩擦、紫外線などによって皮膚のバリアが弱まると、花粉が侵入しやすくなる

  • 目をこする習慣
    花粉症による目のかゆみで無意識に目をこすることで、皮膚が傷つき炎症が悪化する

  • 乾燥した環境
    冬から春にかけての乾燥した空気により、皮膚の水分が失われやすい

  • 間違ったスキンケア
    洗顔のしすぎや刺激の強い化粧品の使用が皮膚を傷める原因になる

体質的な要因

もともとアトピー性皮膚炎や敏感肌の方は、皮膚のバリア機能が弱いため、花粉症皮膚炎を発症しやすい傾向があります。
また、花粉症の症状がある方は、皮膚炎も併発するリスクが高まります。

花粉症皮膚炎の対処法

花粉症皮膚炎を改善するには、花粉から皮膚を守ることと、皮膚のバリア機能を高めることが重要です。
日常生活でできる対処法をご紹介します。

花粉を避ける工夫

  • 外出時はマスクやメガネを着用
    顔への花粉の付着を減らす

  • 帰宅後はすぐに洗顔
    顔に付いた花粉を早めに洗い流す。ただし、ゴシゴシ洗いは厳禁

  • 髪や衣服に付いた花粉を払う
    玄関前で花粉を落としてから室内に入る

  • 洗濯物は室内干し
    外干しすると花粉が付着するため、部屋干しを推奨

スキンケアのポイント

  • 保湿を徹底する
    化粧水や乳液、クリームで皮膚のバリア機能を整える。低刺激性のものを選ぶ

  • 刺激の少ない洗顔料を使う
    洗浄力が強すぎるものは避け、ぬるま湯で優しく洗う

  • 目をこすらない
    かゆみがあっても我慢し、冷たいタオルで冷やすなどの対処を

  • メイクは薄めに
    化粧品の刺激を減らし、クレンジングも優しく行う

これらの対処法を実践することで、症状の悪化を防ぎ、皮膚の状態を改善することができます。

市販薬は使っていい?

花粉症皮膚炎の症状が軽い場合、市販薬を使用することも一つの選択肢です。
ただし、使い方を誤ると症状が悪化することもあるため、注意が必要です。

市販薬を使う際の注意点

  • ステロイド外用薬の自己判断での使用は避ける
    特に顔や目の周りへの使用は、皮膚が薄いため副作用のリスクが高い

  • 症状が改善しない場合は使用を中止
    2〜3日使用しても効果がない、または悪化する場合は、すぐに使用をやめて皮膚科を受診する

  • 複数の薬を同時に使わない
    成分が重複したり、相互作用を起こす可能性がある

市販薬で対処できる範囲には限界があります。
症状が続く場合や不安がある場合は、早めに皮膚科医に相談しましょう。

花粉症皮膚炎の症状はご相談ください

花小金井駅前スキンクリニック

花粉症皮膚炎は、適切な治療を行うことで症状を改善することができます。
放置すると症状が慢性化し、治りにくくなることがあります。
また、掻き壊しによる色素沈着や、二次感染のリスクも高まります。目の周りの赤みやかゆみが気になる方は、我慢せずにお早めにご相談ください。

東京都小平市の皮膚科、花小金井駅前スキンクリニックでは、女性医師も在籍しており、デリケートなお肌のお悩みにも丁寧に対応いたします。お気軽にご来院ください。

当院での治療内容

当院では、患者様一人ひとりの症状に合わせた治療を行っています。

  • 外用薬の処方
    症状に応じた適切な強さのステロイド外用薬や、非ステロイド性の抗炎症薬を処方します

  • 保湿剤の処方
    医療用の保湿剤で皮膚のバリア機能を回復させます

  • 内服薬の処方
    花粉の飛散量が増える少し前から抗ヒスタミン薬の内服を開始すると、花粉症皮膚炎、花粉症症状を抑えることができ、発症しても重症化しにくいといわれています。

  • スキンケア指導
    正しい洗顔方法や保湿の仕方など、日常でのケア方法をアドバイスします

よくある質問

花粉症皮膚炎は何月ごろに多いですか?

黄砂やスギ花粉が飛散する1月末から4月、ヒノキ花粉が飛ぶ3月から5月に多く見られます。
秋にはブタクサやヨモギなどの花粉によって症状が出ることもあります。
花粉の飛散時期は地域や年によって異なるため、花粉情報をチェックすることをおすすめします。

花粉症の鼻水やくしゃみがなくても、皮膚炎だけ起こることはありますか?

はい、あります。
花粉症の症状は人によって異なり、鼻や目の症状がなくても、皮膚にだけ症状が現れる方もいらっしゃいます。
特に皮膚のバリア機能が低下している方は、皮膚炎が起こりやすい傾向があります。

化粧はしても大丈夫ですか?

症状が軽度であれば、低刺激性の化粧品を使用することは可能です。
ただし、炎症が強い場合は、化粧品の刺激によって症状が悪化することがあるため、メイクは最小限にするか、控えることをおすすめします。
また、クレンジングは優しく行い、しっかり保湿をしましょう。

子どもも花粉症皮膚炎になりますか?

はい、お子様も花粉症皮膚炎になります。
特にアトピー性皮膚炎がある子どもは、皮膚のバリア機能が弱いため発症しやすい傾向があります。
お子様が顔をかゆがったり、赤みが出ている場合は、早めに小児皮膚科を受診してください。

毎年同じ時期に症状が出ます。予防する方法はありますか?

花粉の飛散が始まる前から保湿ケアを徹底し、皮膚のバリア機能を整えておくことが予防につながります。
また、外出時はマスクやメガネで花粉から肌を守り、帰宅後はすぐに洗顔することを習慣にしましょう。
症状が出る前に皮膚科を受診し、予防的な治療を受けることも有効です。

新井雅子

花小金井駅前スキンクリニック
記事監修新井雅子

日本皮膚科学会所属(https://www.dermatol.or.jp)

日本美容皮膚科学会所属(https://www.aesthet-derm.org)

Profile

和歌山県出身、北海道大学医学部卒業。大学卒業後は、地元の和歌山県立医科大学附属病院で初期研修を終え、皮膚科に入局。2022年6月に「花小金井駅前スキンクリニック」を開院、現在に至る。

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