2026年1月17日
ニキビが繰り返しできてしまう、治ってもまた同じ場所にできる。そんなニキビ肌にお悩みの方は、毎日のスキンケアを見直すことで改善が期待できます。しかし間違ったケアを続けていると、かえってニキビを悪化させてしまう恐れがあります。
当院には「何を使えばいいのかわからない」「良かれと思ってやっていたケアが実は逆効果だった」という患者さんが多くご来院されます。
この記事では、ニキビ肌の正しいスキンケア方法と、やってはいけないケアについて詳しく解説いたします。

ニキビ肌とは?
ニキビ肌とは、繰り返しニキビができやすい肌状態を指します。
思春期だけでなく、大人になってからもニキビに悩まされる方は少なくありません。
ニキビ肌の特徴
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皮脂分泌が過剰になりやすい
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毛穴が詰まりやすい
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肌のターンオーバーが乱れている
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炎症を起こしやすい状態にある
なぜ繰り返すのか
ニキビ肌の方は、肌のバリア機能が低下していることが多く、外部刺激に対して敏感な状態です。
また、間違ったスキンケアや生活習慣の乱れによって、肌環境がニキビのできやすい状態のまま維持されてしまいます。
そのため、一度治ってもまた同じ場所にニキビができる、という悪循環になりやすいです。
適切なスキンケアと生活習慣の改善によって、ニキビのできにくい健やかな肌を目指すことが大切です。
ニキビ肌のスキンケアで大切な3つの原則
ニキビ肌のスキンケアには、守るべき基本原則があります。
1.清潔を保つ
ニキビの原因となる皮脂や汚れを適切に取り除くことが最も重要です。
ただし、洗いすぎは禁物です。
過度な洗顔は必要な皮脂まで奪い、かえって皮脂分泌を促進させてしまいます。
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1日2回(朝・夜)の洗顔が基本
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ぬるま湯を使用する
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優しく泡で洗う
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しっかりとすすぐ
2.保湿をしっかり行う
肌が乾燥すると、バリア機能が低下し、ニキビが悪化しやすくなります。
適度な保湿は、肌のバリア機能を整え、ニキビのできにくい肌環境を作ります。
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洗顔後はすぐに保湿する
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ノンコメドジェニック処方の製品を選ぶ
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油分の多すぎない軽いテクスチャーを選ぶ
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化粧水だけでなく乳液も使用する
3.刺激を避ける
ニキビ肌は炎症を起こしやすい敏感な状態です。
刺激となる行為を避けることが重要です。
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ニキビを触らない、潰さない
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アルコールや香料の強い製品を避ける
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タオルでゴシゴシ拭かない
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清潔な寝具を使用する
これらの原則を守ることで、ニキビの改善と予防につながります。
毎日のケアの積み重ねが、美しい肌を作る第一歩です。
【基本編】ニキビ肌の正しいスキンケア手順
ニキビ肌を改善するためには、正しい順序と方法でスキンケアを行うことが大切です。
ここでは、朝と夜のスキンケア手順を詳しく解説いたします。
朝のスキンケア手順
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洗顔
・ぬるま湯で顔を濡らす
・洗顔料をしっかり泡立てる
・泡を肌の上で転がすように優しく洗う
・こめかみや生え際まで丁寧にすすぐ -
化粧水
・洗顔後すぐに化粧水をつける
・手のひらで優しく押さえるように浸透させる
・コットンを使う場合は摩擦に注意 -
美容液(必要に応じて)
・ニキビケア用の美容液を使用する場合はこのタイミング
・適量を手に取り、顔全体に優しくなじませる -
乳液・クリーム
・軽めのテクスチャーの乳液を選ぶ
・薄く均一に伸ばす
・Tゾーンは控えめに、乾燥しやすい部分はしっかりと -
日焼け止め
・ニキビ肌用のノンコメドジェニック処方を選ぶ
・紫外線はニキビ跡の色素沈着を悪化させるため必須
夜のスキンケア手順
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クレンジング(メイクをした場合)
・オイルフリーのクレンジングがおすすめ
・優しくなじませてメイクを浮かせる
・しっかりと洗い流す -
洗顔
・朝と同じ方法で丁寧に洗顔
・1日の汚れや余分な皮脂を取り除く -
化粧水
・たっぷりと肌に水分を与える
・乾燥が気になる部分は重ね付け -
美容液・治療薬
・皮膚科で処方された外用薬がある場合はこのタイミング
・医師の指示に従って使用する -
乳液・クリーム
・夜は少ししっとりめの保湿でも可
・肌の状態に合わせて量を調整
スキンケアのポイント
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清潔な手で行う
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力を入れず優しく扱う
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適量を守る(多すぎも少なすぎも良くない)
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継続することが最も重要
正しいスキンケアを習慣化することで、ニキビのできにくい健やかな肌へと改善が期待できます。
【NG編】ニキビを悪化させる6つの間違ったスキンケア
良かれと思って行っているスキンケアが、実はニキビを悪化させている可能性があります。
ここでは、やってしまいがちな間違ったケアをご紹介します。
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過度な洗顔
・1日に3回以上洗顔する
・熱いお湯で洗う
・ゴシゴシ擦って洗う
・スクラブ入り洗顔料の頻繁な使用
過度な洗顔は肌に必要な皮脂まで奪い、肌のバリア機能を低下させます。
すると肌は乾燥から守ろうとして、かえって皮脂分泌を増やしてしまいます。
また、摩擦による刺激で炎症が悪化することもあります。 -
保湿を怠る・しない
・「脂性肌だから保湿は不要」と考える
・化粧水だけで終わらせる
・さっぱりタイプのみを使用する
保湿不足は肌のバリア機能を弱め、外部刺激に対して敏感な状態を作ります。
また、乾燥による過剰な皮脂分泌を招き、ニキビの悪化につながります。 -
ニキビを触る・潰す
・気になって触ってしまう
・自己判断で潰す
・鏡を見るたびに触る
手には雑菌が付着しており、触ることで炎症が悪化します。
また、潰すことで周囲の組織を傷つけ、ニキビ跡やクレーターの原因となります。 -
油分の多い化粧品の使用
・重たいクリームを厚く塗る
・オイル系の製品を多用する
・ファンデーションを厚塗りする
過剰な油分は毛穴を詰まらせ、アクネ菌の増殖を促します。
ニキビ肌には、ノンコメドジェニック処方の製品を選ぶことが重要です。 -
不潔な状態を放置
・枕カバーやタオルを長期間洗わない
・メイクブラシやパフを洗わない
・汚れた手で顔を触る
雑菌の繁殖がニキビの原因となります。
肌に触れるものは清潔に保つことが必須です。 -
自己判断での薬の使用
・市販薬を長期間使い続ける
・複数の製品を同時に使用する
・インターネット情報だけで判断する
肌の状態に合わない製品は、かえって症状を悪化させることがあります。
改善が見られない場合は、皮膚科医への相談をおすすめします
ニキビ肌はご相談ください

東京都小平市の皮膚科、花小金井駅前スキンクリニックでは、ニキビ治療に力を入れております。
セルフケアでニキビが改善しない場合や、繰り返すニキビにお悩みの方は、ご相談ください。
以下のような状態の場合は、早めの受診をおすすめします。
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セルフケアを続けても改善が見られない
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ニキビが繰り返しできる
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炎症がひどく痛みを伴う
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ニキビ跡が気になる
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適切なスキンケア方法がわからない
当院のニキビ治療
保険診療
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内服薬(抗生物質、ビタミン剤など)
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外用薬(アダパレン、過酸化ベンゾイルなど)
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生活指導・スキンケア指導
自費診療(美容皮膚科)
当院では、にきびでお悩みの方にお勧めのスキンケアを揃えています。
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セルニュープラス、セルニューDR
敏感肌、乾燥肌でも使用できるノンコメドジェニックのスキンケア -
ビューティフルスキン
ニキビ肌でも使えるミネラルファンデーションを中心にスキンケアからメイクまで -
ベーシックケアシリーズ
皮脂抑制や抗酸化作用のあるアゼライン酸を含むスキンケア -
AZAクリア
20%と高濃度のアゼライン酸を含むクリーム。皮脂の多いところへの部分使いもおすすめ -
ゼオスキン
皮脂抑制、ターンオーバー促進効果のあるレチノールが含まれる製品を中心としたシリーズ
クレンジングなど洗顔も、脂性肌の方におすすめ -
コラージュリペアバクチセラムDR
バクチオールとセラミド配合。バクチオールはレチノールと似た作用を有しますが、レチノールより刺激が少なく敏感肌の方でも使いやすいです。ノンコメドジェニック製品で、アルコールなど刺激のある成分を除いた優しい配合です。
よくある質問
基本的には問題ありませんが、ノンコメドジェニック処方のファンデーションを選び、厚塗りは避けましょう。
また、帰宅後はできるだけ早くメイクを落とすことが大切です。
炎症がひどい場合は、患部を避けるか、メイクを控えることをおすすめします。
はい。洗顔後は肌が乾燥しやすい状態になっているため、できるだけ早く化粧水で保湿することが大切です。
個人差はありますが、糖質の多い食品、油っこい食べ物、乳製品などがニキビを悪化させる可能性があるといわれています。
バランスの良い食事を心がけ、ビタミンB群やビタミンCを積極的に摂取することをおすすめします。
絶対に潰さないでください。
自己判断で潰すと、炎症が悪化したり、ニキビ跡が残ったりする原因となります。
白ニキビなど、専門的な処置が必要な場合は皮膚科で適切な治療を受けましょう。
処方薬の方が有効成分の濃度が高く、より効果的な治療が可能です。
また、皮膚科では肌の状態を診察した上で、最適な薬を処方します。
市販薬で改善しない場合は、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。




