2026年7月22日
ピアスを開けた後、「このままつけっぱなしでも大丈夫かな」と不安になる方も多いかもしれません。実際、ピアスホールには細菌感染や金属アレルギーのリスクが潜んでいます。
この記事では、安全につけ続けるためのポイントと、トラブルが起きたときの対処法を、皮膚科医の視点から詳しくご説明いたします。

【結論】ファーストピアスはつけっぱなしでも大丈夫。ただし、知っておくべきリスクもある
「ピアスは開けたらつけっぱなしでいいの?」結論として、正しくケアを行えば、つけっぱなしにすること自体は問題ございません。
ただし、知っておきたいリスクが2つあります。
| リスクの種類 | 原因 | 主な症状 |
| 細菌感染 | 清潔不足による細菌の侵入 | 化膿、腫れ、熱感、膿 |
| 金属アレルギー | 金属イオンの皮膚への侵入 | かゆみ、赤み、かぶれ |
安定したピアスホールは比較的安全なのですが、安定していない、つけ外しで傷をつけてしまったピアスホールは、傷がある状態で、清潔に保たれていないと、細菌が入り込み、化膿や腫れにつながることがあります。
ピアスの金属成分は、汗や体液でわずかに溶け出すことがあります(イオン化)。これが皮膚内部に入り込むと、免疫が過剰に反応し、かゆみや赤みが出る場合があります。実際に、ピアス着用者は未着用者に比べ、ニッケルアレルギーのリスクが約5.9倍高まるという報告もあります。
金属アレルギーの原因として特に多いのは、ニッケル・コバルト・クロムです。これらは汗で溶け出しやすい金属とされています。一方、チタンは溶け出しにくく、アレルギーを起こしにくい素材として知られています。ピアスを選ぶ際は、素材表示を確認し、チタン製などを選ぶと安心です。
特に、金属アレルギーがある方、ホールが完成していない方、かゆみや赤みが続く方は注意が必要です。
トラブルを未然に防ぐ!ファーストピアスを外さない人のための「毎日のケア」
ポイントは「清潔」と「触らない」の2つです。

| 項目 | ポイント |
| 基本は洗浄、消毒はNG | 消毒液は刺激が強く、頻繁な使用は乾燥や赤みの原因になります。1日1回、泡立てた石鹸または専用の消毒ジェルで優しく洗えば十分です。 |
| 洗い方の手順 | ピアスを着けたまま泡または消毒ジェルをのせ、軽く前後に動かします。シャワーで洗い流し、水分は綿棒で拭き取ります。消毒ジェルは洗い流し不要です。 |
| 触らない、こすらない | 不衛生な手で触れると細菌が入りやすくなります。気になっても触れないようにしましょう。 |
これらを心がけることで、化膿やアレルギーのリスクを大きく減らせます。なお、ピアス自体の素材を低アレルギーのものに替えることも、トラブル予防に役立ちます。また、プールや温泉など雑菌が多い水に触れた後は、いつもより丁寧に洗浄することをおすすめします。
【いつまで?】ファーストピアスを外してはいけない期間
ファーストピアスは、ホールが安定するまで外さないことが基本です。
部位ごとの安定までの目安期間は以下の通りです。
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耳たぶ:約1ヶ月
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軟骨:約2カ月
ただし個人差が大きく、あくまで目安としてお考えください。
期間だけでなく、腫れや痛み、分泌物がなくなり、ピアスの抜き差しがスムーズにできるようになったら安定のサインです。見た目がきれいでも、内側の皮膚ができていないこともあります。
未完成のホールでピアスを外すと、傷ついたり塞がってしまうことがあります。焦らず、状態を見ながら判断しましょう。
安定を早めようとピアスを頻繁に回す方もいますが、消毒や洗浄の時以外はできるだけ動かさないようにしましょう。動かすことで皮膚を傷つけ、トラブルの原因になることがあります。また、キャッチを必要以上に強く締めると血流が悪くなることもあるため、耳との間に少しゆとりを持たせましょう。
「痛い・腫れた・血が出た」ときの対処法
ピアスホールに痛みや腫れ、出血が見られた場合は、症状の程度に応じた対応が必要です。
当院では、ピアスホールを塞がずに治療を行っています。ピアスの腫れ、痛み、赤みなどのトラブルは、お早めにご受診ください。トラブルが長く続くと、しこり、ケロイドなど手術が必要な状態になることもあります。
| 症状 | 対応 |
| 軽い赤み・かゆみ | 刺激や金属アレルギーの初期症状の可能性。触れる回数を減らし、清潔を保ちながら様子を見ましょう。 |
| 出血 | 清潔なガーゼで軽く押さえ止血します。消毒液の多用は避けましょう。 |
| 強い腫れ・膿・発熱 | 細菌感染の可能性があります。早めに皮膚科を受診しましょう。 |
自己判断で対応を続けると、症状が長引いたり悪化することもあります。少しでも不安な場合は、無理をせずにご相談ください。出血が止まらない場合や、強い痛みが続く場合には、自己判断で様子を見続けず、早めに皮膚科を受診してください。
花小金井駅前スキンクリニックのご紹介
東京都小平市の花小金井駅前スキンクリニックは、西武新宿線・花小金井駅北口から徒歩1分の皮膚科・美容皮膚科クリニックです。ピアスホールのトラブル・金属アレルギーの診断・治療も行っています。

当院の特徴
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女性医師在籍のため、相談しやすい環境
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パッチテストによる原因金属の検査が可能
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症状に合わせた外用薬・内服薬の処方
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小児皮膚科にも対応
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WEB予約で待ち時間を短縮
こんな方はぜひご相談ください
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ピアスホールの赤みやかゆみが続いている
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化膿してしまい、自己処置で迷っている
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金属アレルギーかどうか調べたい
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ホールを塞がずに治療したい
よくある質問
問題ないですが、寝具に引っかけてホールに負担がかかることがあります。気になる方は、就寝時だけ樹脂製の柔らかく飾りの小さいピアスに付け替えても良いです。
多少のにおいは、汗や皮脂による自然なものです。ただし、強いにおいや変色を伴う場合は、洗浄方法を見直してみてください。それでも改善しない場合は感染を起こしている可能性があるため、皮膚科をご受診ください。
多くの場合可能ですが、組織が硬くなっていることもあります。無理に自分で開けようとせず、ご相談ください。