2026年3月24日
「このほくろ、保険で取れるのかな?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。
ほくろ除去に健康保険が適用されるかどうかは、ほくろの状態や除去の目的によって大きく変わります。
単に見た目が気になるだけでは保険は使えませんが、医学的な必要性があると判断された場合は、3割負担で治療を受けることができます。
この記事では、保険が適用される条件から、除去方法の種類・費用の目安・術後のケアまで、わかりやすくお伝えします。ぜひ受診前の参考にしてください。

ほくろについて
ほくろは、皮膚の中にある色素細胞(メラノサイト)が増えてできた良性の小さなできものです。医学的には「色素性母斑」とも呼ばれています。色は茶色〜黒色が多く、平らなものから盛り上がったものまでさまざまです。
ほとんどのほくろは良性で、健康への影響はありません。ただし、大きさや形・色に変化が出てきた場合は注意が必要です。
ほくろ除去を検討するきっかけ
ほくろ除去を希望される方の理由は、主に以下の2つです。
医療目的
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悪性の疑いがある
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日常生活に支障をきたしている
美容目的
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見た目が気になる
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コンプレックスになっている
目的によって、保険診療になる場合と自由診療になる場合があります。
どちらになるかは、診察での医師の判断によります。
「自分はどちらだろう?」と迷ったら、まずはお気軽にご相談ください。
ほくろ除去を検討すべきサインとは?
すべてのほくろを除去する必要はありません。
ただし、次のような変化やお悩みがある場合は、早めに受診することをおすすめします。
こんなほくろは要注意
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ほくろの大きさが急に大きくなった
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ほくろの形がいびつになった
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ほくろの色が濃くなった
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色がまだらになった
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ほくろが痛いほくろから出血がある
上記に当てはまる場合は、悪性の可能性を確認するためにも、一度診察を受けることをおすすめします。
気になったらまず「ダーモスコピー検査」
当院では、すべてのほくろをダーモスコピー(特殊な光でほくろを拡大して観察する検査)で確認しています。痛みなし・数分で完了します。悪性の疑いがある場合は、病理検査で確定診断をつけるようにしています。
少しでも気になることがあれば、お早めにご相談ください。

ほくろ除去の方法と選び方
当院のほくろ除去方法は、大きく2つに分かれます。
ほくろの大きさ・深さ・場所・状態によって、最適な方法をご提案しています。
切除縫合手術
メスでほくろを切り取り、縫い合わせる方法です。
こんな場合に適しています
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大きさが1センチを超えるほくろ
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悪性の可能性が完全に否定できないほくろ
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深いところまである青みがかったほくろ
再発のリスクが低く、切除した組織を病理検査に出せるのが大きなメリットです。
炭酸ガスレーザーと比べると、傷跡がやや長くなることがあります。
炭酸ガスレーザー治療
レーザーの熱でほくろの細胞を削り取る方法です。
こんな場合に適しています
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比較的小さく浅いほくろ
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傷跡をできるだけ目立たせたくない方
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短時間で治療を終わらせたい方
傷跡が小さく済むメリットがある一方、深いほくろは複数回の治療が必要になる場合があります。
どちらの方法が適しているかは、診察の上でご説明しています。
ほくろ除去は保険が使える?自由診療との違い
ほくろ除去には「保険診療」と「自由診療(自費)」の2種類があります。
どちらになるかは、ほくろの形状・状態・悪性の疑いの有無などによって異なります。
保険診療が適用される主なケース
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悪性の疑いがあり、病理検査が必要と判断された場合
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大きくて視界に入り、日常生活に支障がある場合
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引っかかって繰り返し出血するなど、生活に支障がある場合
保険適用かどうかは、診察での医師の判断によります。
自己判断はできませんので、まずはお気軽にご相談ください。
自由診療(自費)になる場合
見た目が気になるという美容目的の場合は、自由診療となります。当院では炭酸ガスレーザーによる治療を行っており、ほくろの大きさに応じて費用が異なります。
| 治療方法 | 大きさ | 費用目安 |
|---|---|---|
| CO2レーザー | 1~3㎜ | 11,000円 |
| 3.1~5㎜ | 16,500円 | |
| 5.1~10㎜ | 21,000円 | |
| 10.1~15㎜ | 33,000円 | |
| 15.1~20㎜ | 44,000円 | |
| 20.1㎜~ | 55,000円 |
※上記はあくまでも目安です。実際の費用は、診察時にご確認ください。
※別途初診料2,200円・再診料1,100円がかかります。
ほくろ除去後の経過とアフターケア
ほくろを除去した後は、適切なケアが大切です。除去方法によって術後の過ごし方が少し異なります。
切除縫合手術後のケア
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手術当日はガーゼを外さず、保護したままにしてください
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翌日から、石鹸の泡を使ってシャワーで患部を洗えます
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湯船に患部をつけるのは1週間お控えください
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1週間後に来院していただき、抜糸を行います
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病理検査の結果は、1か月後にご説明します
炭酸ガスレーザー治療後のケア
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当日からシャワー浴が可能です術後の傷は、テープで保護します(種類や貼り方は施術時にご説明します)
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1週間後に来院していただき、傷の治りを確認します。
共通の注意点
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紫外線対策を徹底する(色素沈着を防ぐため)
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傷口をこすったり、強い刺激を与えない
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衣服やアクセサリーが傷口に当たらないよう注意する
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処方された薬は医師の指示通りに使用する
術後に気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。
ほくろ除去についてよくある質問
自己判断は難しいです。保険適用かどうかは、診察での医師の判断によります。まずは受診してご相談ください。
ご希望の場合は、ウェブ予約から「手術予約」をお取りください。保険・自費どちらの場合も、手術予約でお受けしています。
除去方法によって異なります。切除縫合手術はレーザーと比べてやや傷跡が長くなることがあります。炭酸ガスレーザーは傷跡が小さく済む場合が多いです。いずれの方法も、術後のケアをしっかり行うことで、きれいに治りやすくなります。
ほくろの状態や除去の目的によって異なります。医療的な必要性がある場合は保険診療、見た目が気になる美容目的の場合は自由診療となります。どちらが適しているかは診察の上で判断しますので、まずはお気軽にご相談ください。
