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ニキビ跡の赤み

ニキビ跡の赤み|原因と治療法を医師が解説

2025年10月06日

ニキビ跡の赤みは多くの方が悩まれます。炎症が深く慢性化すると赤みが長引き、見た目
の影響で精神的ストレスを感じる方もいらっしゃいます。
当院では赤みの原因をしっかりと確認し、適切な治療法や自宅でのケア方法をご提案しま
す。

ニキビ跡の赤み
目次
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ニキビ跡の赤みに悩まれている方は多い

ニキビ跡の赤み

思春期のニキビは多くの方が悩まれますが、大人になってからもニキビができやすい体質の方や、炎症が強かった部分に赤みが残ってしまう方も少なくありません。
特に大人になると、以下の理由でコンプレックスになりやすいです。

  • 仕事や人間関係で人前に出る機会が増える

  • 見た目の印象に影響し、精神的負担が大きくなる

  • 赤みが長引くことで「まだ炎症があるのでは?」と不安になる

当院でも、ニキビ跡の赤みでご相談に来られる患者様は年々増加しています。原因を適切に診断し、早めに適切な治療を行うことが肌をきれいに保つために重要です。

ニキビ跡の赤みの原因

ニキビ跡の赤みは、炎症後紅斑(えんしょうごこうはん)と呼ばれる状態で炎症が治まった後も毛細血管が拡張したまま残ることによって生じます。
大人の肌では炎症が深く慢性化しやすく、赤みが長期間残る傾向があります。

主な原因は以下の通りです。

  • 強い炎症:ニキビの炎症が深くなると血管が傷つきやすくなる

  • 繰り返すニキビ:同じ部位にできることで慢性的な炎症になる

  • 皮膚の薄さや乾燥:刺激に弱く、赤みが出やすい

  • 紫外線や摩擦:外的刺激によって血管拡張が悪化する

赤みは自然に消える?

ニキビ跡の赤みは、軽度の場合は時間の経過とともに薄くなることもありますが、全ての赤みが自然に消えるわけではありません。特に大人になってからできたニキビ跡は、炎症が深く慢性化し赤みが長く残る傾向があります。

自然に改善する場合は、炎症が軽度で肌の再生力が高い場合に限られます。一方で、赤みが長期間続く場合は以下の要因が考えられます。

  • 毛細血管の拡張が残っている

  • 炎症が慢性化している

  • 紫外線や摩擦などの外的刺激で悪化している

自宅でできるケア方法

洗顔

ニキビ跡の赤みを改善するためには、日常のセルフケアも大切です。肌に刺激を与えず、回復を助けるケアを心がけましょう。

  • 優しい洗顔:泡で包み込むように洗い、ゴシゴシこすらない

  • 保湿の徹底:化粧水や乳液で乾燥を防ぎ、肌のバリア機能を保つ

  • 紫外線対策:日焼け止めの使用や帽子・日傘で外的刺激を防ぐ

  • 刺激を避ける:アルコール入り化粧品やスクラブ洗顔は控える

  • 生活習慣の改善:睡眠不足や偏食は肌の回復力を下げるため注意

これらは赤みの進行を防ぎ、肌の回復を助ける基本的な方法です。赤みが強く長引く場合
は医療機関での治療が必要です。

花小金井駅前スキンクリニックで行うニキビ跡治療

当院では、ニキビ跡の赤みに対して、患者様の肌状態に合わせた治療を提供しています。

具体的には以下の方法があります。
治療の内容や回数は初診時に詳しく説明し、最適な治療計画をご提案しています。

赤みを放置するとどうなる?リスクと注意点

ニキビ跡の赤みを放置すると、以下のようなリスクがあります。

  • 赤みの長期化
    毛細血管の拡張が定着し、自然に消えにくくなる

  • 肌のバリア機能低下
    慢性的な炎症により、乾燥や刺激に弱い肌になる

  • 精神的ストレス
    見た目の影響で自信を失い、生活の質にも影響

  • 二次的な炎症
    赤みのある部分を刺激すると、再度炎症が悪化する

軽度の赤みでも自己判断で放置せず、早めにケアや診察を行いましょう。症状の悪化を防ぎ、回復を促進できます。

赤みを悪化させないための予防法

紫外線対策

ニキビ跡の赤みを悪化させないためには、日常生活での予防が重要です。

  • 紫外線対策
    日焼け止めを毎日使用し、帽子や日傘で肌を守る

  • 摩擦や刺激を避ける
    強い洗顔やスクラブ、アルコール化粧品は控える

  • 保湿の徹底
    乾燥を防ぐことで肌のバリア機能を保つ

  • 生活習慣の改善
    睡眠不足や偏食を避け、肌の再生をサポート

  • 早めの医療相談
    赤みが長引く場合は専門医に相談

まとめ

大人になっても残るニキビ跡の赤みは、炎症の深さや肌質、生活習慣によって長引くことがあります。軽度の赤みは自然に薄くなる場合もありますしかし、自己判断で放置すると赤みが定着し、肌のバリア機能低下や精神的ストレスにつながることがあります。

当院では、外用薬・ケミカルピーリング・光治療など、肌状態に合わせた治療を提供しています。
また、日常生活では以下のケアが大切です。

  • 紫外線対策

  • 保湿

  • 摩擦や刺激を避ける

早めに適切な治療とケアを行うことで、本来の肌に自信を持てる状態に整えることが可能です。

よくある質問

ニキビ跡の赤みはどのくらいで改善しますか?

赤みの程度や肌質によって異なります。軽度の場合は数週間で改善することもありますが、慢性的な赤みは数か月から年単位でかかることがあります。
また、フェイスラインや肩、デコルテにできた強い炎症後に、ケロイドといわれる硬さを伴う赤みが残ってしまった場合は、自然には薄くならないこともあります。

自宅ケアだけで赤みは消せますか?

軽度の赤みはセルフケアで改善する場合もありますが、慢性的な赤みや、しこりを伴う赤みは医療機関での治療が必要です。

どのくらいの治療期間が必要ですか?

治療内容や赤みの程度により異なります。外用薬や光治療などを組み合わせ、数週間〜数か月かけて改善を目指します。定期的な診察で進行状況を確認します。

治療中に痛みはありますか?

外用薬は痛みはほとんどありません。光治療やピーリングは軽いチクチク感や温かさを感じる程度です。必要に応じて麻酔を使うこともあります。

赤みが再発することはありますか?

生活習慣や紫外線、刺激によって赤みが再び出ることがあります。再発を防ぐには日常のケアと、必要に応じた治療の継続が重要です。

新井雅子

花小金井駅前スキンクリニック
記事監修新井雅子

日本皮膚科学会所属(https://www.dermatol.or.jp)

日本美容皮膚科学会所属(https://www.aesthet-derm.org)

Profile

和歌山県出身、北海道大学医学部卒業。大学卒業後は、地元の和歌山県立医科大学附属病院で初期研修を終え、皮膚科に入局。2022年6月に「花小金井駅前スキンクリニック」を開院、現在に至る。

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