花小金井駅前スキンクリニック
WEB予約 Instagram
アクセス 採用情報

かゆみ

皮膚のかゆみ診療|小平市花小金井

受付1

かゆみについて

かゆみは、虫刺されや乾燥肌など、さまざまな原因で起こり、一時的なものから慢性的なものまで、その症状は多岐にわたります。
「掻破したいという欲望を起こさせる不快な感覚」と定義されています。皮膚表面に付着した異物や有害物質を取り除くために起こる防衛反応としての機能もあります。

かゆみを引き起こす原因としては、皮膚の乾燥、アレルギー反応、炎症、感染症、神経の異常などが挙げられます。

かゆみを感じた場合は、掻きむしったり、自己判断で薬を塗ったりせず、医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。

かゆみの原因

かゆみを引き起こす原因は多岐に渡り、特定が難しい場合もあります。

主な原因として下記が挙げられます。

皮膚の乾燥

空気の乾燥や加齢、生活習慣などによって皮膚の水分が失われると、乾燥肌となりかゆみを引き起こします。特に高齢の方に多く見られます。

アレルギー反応

ダニ、ハウスダスト、花粉、食物、金属など、アレルギーの原因物質と接触することで、かゆみを引き起こすことがあります。アトピー性皮膚炎もアレルギーが原因の一つです。

炎症

湿疹、皮膚炎、虫刺されなど、皮膚に炎症が起こると、かゆみを生じることがあります。

感染症

水虫、とびひ、疥癬などの感染症でも、かゆみが生じます。

かゆみが出る疾患

皮膚のかゆみ

かゆみを伴う皮膚疾患は数多くあります。

代表的な疾患は下記のとおりです。

アトピー性皮膚炎

アレルギー反応が関与する慢性の皮膚炎で、乳幼児期に発症することが多いです。強いかゆみを伴う湿疹が特徴で、顔や首、肘の内側、膝の裏などに多く見られます。

蕁麻疹

皮膚の一部が突然赤く盛り上がり、強いかゆみを伴います。原因は、食物、薬、ストレスなど様々です。

水虫

白癬菌というカビが皮膚に感染することで起こる疾患です。足に多く見られ、かゆみ、皮むけ、水ぶくれなどの症状が現れます。

疥癬

ヒゼンダニというダニが皮膚に寄生することで起こる疾患です。強いかゆみがあり、特に夜間にかゆみが強くなるのが特徴です。

乾癬

皮膚の細胞が異常に増殖することで、赤い発疹やかさぶたが生じる疾患です。かゆみを伴う場合もあります。

接触性皮膚炎

特定の物質に触れることで起こる皮膚炎です。原因物質としては、金属、化粧品、洗剤、植物など様々です。かゆみ、赤み、腫れ、水ぶくれなどの症状が現れます。

子どものかゆみ

小児期は、大人に比べて皮膚が薄く、また保湿因子となる皮脂の産生が少ないため、皮膚のバリア機能が未熟です。そのため、乾燥しやすく、ささいな刺激でかゆみ、湿疹、皮膚炎が生じやすくなります。

新生児期から皮膚の清潔と保湿を心掛けていただくことが、皮膚トラブルの予防に繋がります。

じっとしていないお子さまに保湿剤を塗るのはとても大変ですね。保湿剤には、軟膏・クリーム・ローション・泡状など様々な形状があり、塗りやすさや使い心地がそれぞれ異なります。季節によって、またお子さまのお好みに合わせて、無理なく毎日塗ることのできる保湿剤を相談して処方いたします。

これらの疾患以外にも、かゆみを伴う皮膚疾患は多く存在します。かゆみの症状がある場合は、皮膚科に相談し、適切な診断と治療を受けることが大切です。

かゆみの予防・日常のケアについて

かゆみを予防し、症状を悪化させないためには、日々のスキンケアや生活習慣の見直しが重要です。

  • 保湿
    皮膚の乾燥はかゆみの大きな原因の一つです。毎日しっかりと保湿剤を塗り、皮膚の水分を保ちましょう。入浴後は、肌の水分が蒸発しやすいので、すぐに保湿剤を塗るようにしましょう。
  • 低刺激性のスキンケア
    香料や着色料など、刺激の強い成分が含まれているスキンケア用品は避け、低刺激性のものを選びましょう。
  • 適切な洗浄
    ナイロンタオルや熱いお湯でのゴシゴシ洗いは、皮膚への刺激が強いため控えましょう。ぬるま湯で優しく洗い、石鹸をよく洗い流すようにしましょう。
  • 爪を短く切る
    かゆい部分を掻きむしってしまうと、皮膚を傷つけ、症状を悪化させる可能性があります。爪は短く切り、清潔に保ちましょう。
  • 衣服
    化学繊維の衣服は、皮膚への刺激が強いため、綿や絹など、通気性の良い素材の衣服を選びましょう。
  • 室内の環境
    乾燥しやすい冬場は、加湿器を使用するなどして、室内の湿度を適切に保ちましょう。

ダニが原因のかゆみ

ダニ

一口にダニといっても様々な種類があります。

  • ヒョウヒダニ類
    食品や室内のホコリの中に生息し、アレルゲンとして問題になります。
  • イエダニ
    人体を刺して吸血することでかゆみを起こします。
  • スズメサシダニ
    鳥に寄生するダニで、人からも吸血します。
  • フトツメダニ
    畳やホコリに寄生するヒョウヒダニを捕食します。人を吸血することはありませんが、刺すことでかゆみを起こします。

ヒョウヒダニ類は、直接人を指すことはありませんが、アレルギーの原因となり、気管支喘息やアトピー性皮膚炎、鼻炎、結膜炎などを発生・生じさせることがあります。また、他のダニの餌となることもあり注意が必要です。
ほこりを掃除でこまめに取り除くこと、湿度が高い環境で増えやすいため室内をしっかり換気すること、布団を日光にあてることなどが予防となります。

イエダニ類は、主にネズミに寄生しています。ネズミの巣から移動して室内にいる人からも吸血してかゆみをおこします。ネズミの巣がある古い一戸建てや倉庫、学校などで注意が必要です。同じ部屋で寝ていてもかゆみや皮疹が出る人と出ない人がいることがありますが、個々のダニに対する感作状態の違いと、イエダニの侵入経路に近い人とそうでない人で差が出ます。イエダニは、衣服の中に潜り込んで刺すので、脇や、股、体幹など非露出部に刺されることが多いです。

スズメサシダニは、ハトやツバメ、スズメなどの野鳥に寄生するダニです。人家の軒先や屋根裏、排気口などにある鳥の巣から室内に侵入し、人体から吸血してかゆみを起こします。
こちらも、衣服に覆われた体幹や脇、股のあたりを刺すことが多いです。

フトツメダニは、アレルゲンとなるヒョウヒダニ類を餌とします。人から吸血することはありませんが、近くにいると人に触れてかゆみや皮疹を生じます。

ダニが原因のかゆみを予防するためには、こまめな掃除を心がけ、ダニの発生を抑えることが重要です。布団は定期的に天日干しし、掃除機をかけましょう。カーペットや畳も定期的に掃除し、ダニの発生を抑制しましょう。

ネズミの巣や鳥の巣がダニの発生源となっていることもあるため、上記対策をしても症状が続くようでしたら、屋根裏や排気口の点検、ネズミ駆除が必要となる場合もあります。また、空気清浄機を使用することも効果的です。

かゆみの症状自体は、ステロイド外用剤、抗ヒスタミン薬によるかゆみの抑制により、和らぐことが多いので、過度に心配しなくても大丈夫です。

花小金井駅前スキンクリニックでは、症状や生活環境に合わせて、最適な治療法をご提案いたします。お気軽にご相談ください。

バナー_クリニック案内

TOP